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Recording Report

不謹慎で甘い残像 収録レポート



※本レポートは『不謹慎で甘い残像』のネタバレ部分を含みます。ご注意ください。

某日。都内スタジオにて『不謹慎で甘い残像』の収録が行われました。
本作品は、以前弊社で発売されました崎谷はるひ先生原作のドラマCD『不機嫌で甘い爪痕』、『不条理で甘い囁き』の続編で、シリーズ3作目になります。

キャスト全員がそろったところで、原作者の崎谷先生のご挨拶の後、テスト収録へ。
まずは前作の声を聞きながらキャラクターを確認していきます。
スタジオ内に流れた颯生と謙也の確認音源は前作のラブラブいっぱいまさしくバカップル…な甘いシーン。
それぞれのキャラクターだけでなく、颯生と謙也の甘い様子を思い出し赤面するキャスト&スタッフ(笑)。
前作のように甘々な、むしろそれを超える仕上がりになることを期待しつつ、テスト収録が始まりました。

三橋颯生役の鈴木達央さんと羽室謙也役の高橋広樹さん。
これまで様々な問題にぶつかりながら、お互いに支え合い壁を乗り越えてきた颯生と謙也。
苦労があったからこそ、お互いを思いあう気持ちは深く強く、幸せいっぱいです。
前作のラブラブな颯生と謙也そのままに、第一声から甘さ全開で演じて下さいました。

テストの段階から、すでにお腹いっぱいになりそうなほどのラブ全開のお二人の演技に、ブース内ではスタッフ一同悶えまくり(笑)。
もちろんテストは一発でOK!
さらに、幸せいっぱいなのはもちろん、本作品では謙也が颯生に甘える場面が多々出てくるため、
プロデューサーより「甘えるところはめいっぱい甘えて。前作に負けないくらい甘く&幸せ感を出していこう!」と伝えられました。
鈴木さんと高橋さん、照れ笑いを浮かべつつも「はーい!」と元気いっぱいのお返事を下さいました。前作を上回る颯生と謙也のラブっぷりに期待大です!

東海林翔子役の武田華さん。
本シリーズ初登場の翔子は謙也の元彼女で、明るく元気、韓流スターのスン様の熱烈なおっかけをしているとてもエネルギッシュな女性です。
武田さんの溌剌とした演技に先生も翔子のイメージ通りということで、このまま進んで頂くことになりました。
加えて、翔子は実は心に傷を負っているキャラクターということで、快活な彼女の言動の中にも
どことなく悲しみを滲ませて頂けるよう難しいリクエストが出されました。
表現力豊かな武田さん、すぐに要望を反映して下さり、絶妙なニュアンスで翔子の複雑な心情を表現して下さいました。

小池笑美理役の河原木志穂さん。
前作にも登場した人物で、容姿やしぐさ、言葉使いはまさしくお嬢様といった雰囲気なのですが、
謙也にストーカーまがいのことまでしてしまうかなり濃いキャラクターです。
謙也に何度断られてもスーパーポジティブな思考の持ち主の彼女は負けません。河原木さんがふんわりとした優しい声でお嬢様感を出しながら、
どことなく笑美理のストーカー気質な面も含ませつつ…。
可愛らしさと異常なほどのポジティブな性格に恐怖すら感じさせる河原木さんの演技は、前作同様まさしく笑美理そのもの!
テストは一発OK。そのまま本番へと進むことになりました。

神津宗俊役の隈本吉成さん。
これまでのシリーズにおいて、少ない登場シーンでも大きな存在感を出していた神津。
隈本さんの演じられる神津は優しく、包容力溢れる素敵な男性です。キリッとしたやり手な男性といった風貌ではありませんが、
どこか曲者、業界に顔が広い大物の包容力を感じさせます。
理想の上司然とした役作りにこちらも一発OKでした。

その他、謙也の同僚・野川役の利根健太朗さんをはじめ、素晴らしいキャストの皆さんが個性豊かなキャラクターを表現して下さいました。
前作からおよそ1年半ぶりの本シリーズでしたが、シリーズも3作目となると、確認の必要がないくらい、一瞬にして颯生や謙也、
その他の個性的なキャラクター達を表現して下さり、あっという間にテスト収録も終了。いよいよ本番です。

本作は前作同様、恋人同士になった後の二人のストーリーですが、前作以上に身も心も強く固く結ばれたラブラブ絶頂期な二人のお話です。
一緒に住もうという謙也の申し出に、うなずく颯生。物語は引っ越し準備のため、現在住んでいる謙也の部屋の片づけをしている場面から始まります。

お互いの顔を見合わせ「にへっ」と笑い合ったり、颯生がじゃれて謙也の背中に抱きついたり、脇腹をくすぐったりと、
片付けをしながらもラブラブな二人の可愛いやり取りに、自然と笑みがこぼれます。
冒頭から幸せ満開の二人ですが、謙也の元彼女・翔子が無くしたピアスが偶然見つかり、それを返してあげるよう提案する颯生。
しかし、妬いてしまう気持ちを隠しきれず…。
謙也にじゃれて甘える颯生ももちろん可愛いのですが、やきもちを焼く姿は謙也がデレデレになってしまうのもうなずけるほどに愛らしいです!
嫉妬心がついついこぼれてしまった颯生の様子を、声のトーンを下げちょっぴりトゲがある言い回しをしたり、
ひんやりとした声で一気にまくしあげたりしながら、拗ねた颯生を可愛らしく演じて下さいました。

一方、謙也は自分のことでやきもちをやく颯生の姿に、目尻を下げ嬉しさいっぱい。
一瞬にしてピンク色の空気をまとったような、弾んだ声で高橋さんが彼の嬉しそうな表情を見事に表現して下さっています。
冒頭シーンから糖度200%の颯生と謙也に、にやにやが止まりません!

幸せいっぱいの二人。ですが、ピアスを返すため久しぶりに再会した翔子から、謙也の部屋を貸してほしいとの申し出が…。
彼女の様子が少しおかしいことに気づいた謙也は部屋を貸すことにするのですが、その間、颯生の部屋に謙也が同居することになり――。

翔子に振り回されてぐったりの謙也ですが、自分を優しく包みこんでくれる颯生の存在が彼を支えてくれます。
憔悴しきって颯生の家に帰宅してきた謙也が颯生の背中にくっつき、甘えさせてほしいと頼むシーンは何とも可愛く、破壊力満点です!
普段とは違い、力のない声で颯生にだけ見せる謙也の姿を高橋さんが支えてあげたい、守ってあげたいと思うような、
母性をくすぐる甘えた声で演じて下さっています。
颯生が用意したお茶とお菓子に、口をあけて「あーん」と待つ場面は、あまりの可愛さに悶えてしまうこと間違いなしです!

一方、甘えてくる謙也を温かく包み込む颯生。ふわっと抱きしめるような優しさ溢れる演技に、
謙也共々、聞いているこちらも思わず癒されてしまいます。
ですが、翔子を謙也の部屋に泊めることになったことに、恋人として複雑な表情を浮かべる場面も。
やきもちを焼いたり、心配したり、優しく包みこんだり…颯生のさまざまな心情を鈴木さんが絶妙なさじ加減で表現して下さっています。
このシーンを聞いていると颯生のような恋人のいる謙也が何とも羨ましくなります…!

颯生が沈んでいるときは謙也が愛情いっぱいに包み込み、逆に謙也が辛いときには颯生が彼を支えてあげて…。
お互いを尊重しあい、支えあい、愛しあう姿はまさに理想的な関係。二人の愛情溢れるやりとりに耳を傾けていると、
聞いているこちらも温かく幸せな気持ちになります。
鈴木さんと高橋さんがシリーズを通して、颯生と謙也が築いた心の繋がりを見事に表現して下さっています。

そんなメインの二人はもちろんですが、物語のキーとなる魅力的な脇役達にもご注目!
武田さん演じられる謙也の元彼女・東海林翔子は謙也に仕事が決まるまで家を貸してほしい、
スン様に会うために協力してほしい…と、さんざんに謙也を振り回します。
一見、自由奔放で、少々敬遠されてしまうキャラクターに思えますが、武田さんが明るくテンポの良いセリフ回しで、
翔子を表情豊かに演じて下さり、どこか憎めないキャラクターに仕上げて下さいました。
また、最後の翔子の心情を吐露するシーンでは、涙をこらえて語る姿が感動的です。
武田さんの細やかな演技がお見事です!ぜひハンカチ片手にお聞き下さい。

さて、そんな祥子のことですっかり疲弊している謙也ですが、さらに彼を追いつめる出来事が…!
謙也が仕事で参加することになったジュエリーフェアのレセプションパーティーで、
同行していた祥子と謙也に恋する小池笑美理の言い争いが始まるのですが――。

この場面、謙也の二人の言い争いを冷静に止めようと努めている表面上の顔と、内心の激しく焦っている姿のギャップがとても面白いです!
高橋さんがモノローグとセリフとにメリハリをつけて、あたふたとしている謙也の内心を見事に表現して下さっています。
思わず笑ってしまうコミカルなシーンに仕上がっています。

そしてここで、修羅場状態の謙也の元へ、同じく仕事でこのパーティーに参加をしていた颯生が助け舟を出しにやってきます。
落ち着いたスマートな対応で、笑美理と祥子の戦いをさらりと治める颯生。
内心「謙ちゃんは俺の!」と思いつつも、そんな心情を見せない、さわやかなでシャープな颯生の対応はとてもかっこいいです!
いつも謙也に向けるような甘い顔ではない、やり手のデザイナーとしての一面がなんとも素敵です。
鈴木さんがキラキラしたかっこいい演技で颯生のもう一つの顔を素敵に表現して下さいました。

そして肌を重ねるシーンは、甘ぁーい二人のやり取りに赤面必至!
ガラナ入りのドリンクのせいで発情した颯生とクラブの部屋で…。
謙也が買ったメープル味のローションを使って…。糖度250%超え、愛の溢れたシーンが満載です!
謙也の手管にとろっとろに蕩かされる颯生の色っぽさ、颯生の可愛さにおもわず暴走してしまった謙也…等、聞き所がいっぱいです。
特に最後のラブシーンは、幸せいっぱいの二人の行為にはもう言葉にならないほどに萌えて萌えて萌えること間違いなしです!
どのシーンも素敵に仕上がっています。
前作、前々作に続き二人の甘さたっぷりなラブシーンにお腹いっぱいになることは言うまでもありません!!(笑)

以上、キャストの皆さん方の熱演により収録は順調に進み、無事本編が終了。シリーズ最高に甘い作品となったと断言できる出来となりました。

そして、購入特典の「鈴木さんと高橋さんによるフリートーク」では、収録の感想やキャラクターと似ているところ、
引っ越しをする際のこだわりなど、様々なトークをして下さっています。
内容は手に入れてくださった皆様のお楽しみなのですが、ちょっぴりお話しますと――
「お二人は甘えられる派?甘える派?」、「鈴木さんは昔スイーツ男子だった!?」、「高橋さんのLED化計画!」、「スン様…!」などなど、
自然体のお二人のゆるーく、そして笑いの絶えないトークは必聴です!皆さんぜひぜひ手に入れて下さいね。

崎谷先生の書かれた魅力的なキャラクターを音で表現できるように、こだわりにこだわった収録は無事終了となりました。
長時間の収録でお疲れにもかかわらず、「お疲れ様でしたー!」とにこやかにスタジオを後にされたキャストの皆さん方。本当にお疲れ様でした!
5月28日発売、「不謹慎で甘い残像」。皆さんぜひお楽しみください!!

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