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[Atis collection] >> [Recording Report] >> [恋するインテリジェンス③]

Interview
楚和禎人/古川慎さん 鷹見泰輔/佐藤拓也さん
土門統英/森川智之さん 志山円/鳥海浩輔さん

※本インタビューには作品のネタバレが含まれますので、ご注意ください。


Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
佐藤さん 「鷹見はすごく仕事のできる人だと思うんですが、仕事のできる方向性が楚和課長とは違うなと。
(鷹見は)結構スマートだと思うんですよね、情報聞き出すのとか。
多分ウエットな仕事なんかも多いと思うんですが、でもそれをすごく実直にやるタイプだと思いましたし、
彼は仕事が好きなんだろうなと思いながら演じていました。
ただ、課長がつれなくて(笑)。でもどうしても課長を視界に入れてしまう…実は一途なんだなというところも
かわいかったりして、非常にやりがいのあるキャラクターでした」
古川さん 「最初見た時、楚和さんはなんて切れ者なんだろうと思ったんですね。実際切れ者ですし頭の回転も早いし、
指示も的確で円滑に仕事を回していたりと、ものすごくできる人なんですけど。まさかあんな感じの方なのかという…
すごくギャップがあっていいなと思いましたね。
というのもウン十年単位でのツンデレなんですよ、あの人(笑)」
全員 「(笑)」
古川さん 「作中、ちょっとした事故が起きちゃうんですけど、ああいう形で心を開くことができてすごくよかったなと思いました。
楚和さんみたいにできる人にもそういう一面があって、個人的にはすごく愛着がもてるキャラクターだなと思いました。
トークでも話しましたが、このまま一生恋人ができないんじゃないだろうかとあの顔で思っているというギャップがね(笑)。読み進めていくにつれて彼に親近感を持てましたし、収録してみてやっぱり彼はすごいんだなと、僕の器では表現しきれない頭脳と考え方を持っているんだなと思ったんですけど、そういう方でも根本的にもっている物は意外と似ているのかなと思いながらの収録でした」
鳥海さん 「実に久しぶりの収録でしたが、そのブランクを感じさせない、非常に楽しい収録でした」
森川さん 「久しぶりに土門を演じることができて嬉しかったです」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせください。
佐藤さん 「僕個人としては、ラストシーンではやっと課長と仕事ではない人間らしい会話ができたなと思いましたね。
古川君がウン十年単位のツンデレって言ってましたけど、やっとそういったことを気にすることもなく、
ある意味ちょっと上手をとったわけですけど、それがまた楽しくもあり嬉しくもありね。
ずっと作中エリートエリートしていたので、最後ハッピーエンドでよかったなと思います」
古川さん 「濡れ場のシーンで回数を数えられるんですよ。あと何回あと何回って、ラップ数みたいに(笑)。
そこは聞きどころですね(笑)」
鳥海さん 「『あの』シーンが長い…なかなか終わらない…
その分、濃厚なのではないかと…めちゃつかれました…
汗だくでした…」
森川さん 「円を助けだすシーンは土門の男らしさと魅力を感じました。
それと円のお父さん頼久との、丁々発止なやり取りは、最高に面白いと思います」

Question03 共演のご感想をお願いします。
スタッフ 「お二人は結構共演されているんですよね」
佐藤さん 「いつも古川君は僕のさりげなさすぎるパスをすごく綺麗に受け取ってくれるので」
古川さん 「いやいやいやいや…」
佐藤さん 「本当にありがとういつも(笑)。 いやありがとうと思っているんですけれども(笑)今回は特にこちら側はあまり声が出せない絡みが多かったので、動きの表現とかそういったものをどう汲み取ってもらおうかなと思いながらやっていたんですが、
そこはさすがの古川君で、綺麗に僕のパスを受け取ってくれてかつ場を広げてくれたので、本当に感謝感謝です」
古川さん 「本当にそう言って頂けて大変恐縮しております。
今回、僕の器が…こうちょっと自分自身が小さくてうまくできないなと思ったところを佐藤さんに助けて頂いたシーンが
本当に多いんですよね。
自分がつっこんでいって、それを佐藤さんがフォローして下さってというかけあいがすごくありましたし、
そんな感じでいつも助けて頂いてるんですけど…なんて言うんだろう、僕の場合は完全に暴投の時がたまにあるんですよ」
佐藤さん 「そんなことないよ(笑)」
古川さん 「センタリングこっちに振ってくれない(笑)みたいなのがたまにあるんです。
それを佐藤さんは全く苦じゃないみたいな感じでサッと取って下さるので、毎回次こそはと思うんですが、
なかなか佐藤さんの真ん中にパスを出せなくて…(笑)」
佐藤さん 「僕へのパスはいつも的確だよ(笑)」
古川さん 「いやいや…こういう風なところまでカバーして下さるので毎回助けていただいていますし、収録全体としても基本的にみんなやわらかい雰囲気で作り上げられたのでよかったなと思います」
鳥海さん 「良く知っている方ばかりでとても楽しかったです。
私が年齢的に下、という現場も最近はあまりないので、非常にリラックスしてできました」
森川さん 「鳥海くんと久しぶりの共演でしたが、そこは長い付き合い、お互い信頼しきっているので、愉しく演じることができました。
また、宝亀さんの頼久がいつものように、強烈な個性を放っていて、終始笑いの絶えない収録でした」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
佐藤さん 「3巻からの登場ということで仲間にいれてもらいまして、他の官僚の皆さんのお話を見ていると、なかなかキレッキレのキャラが多くて(笑)」
古川さん 「(笑)」
スタッフ 「個性的なキャラクターが多いですね(笑)」
佐藤さん 「色んな意味でキレッキレの先輩方がたくさんいらっしゃいますので、今回は我々メインのお話だったんですけれども、
その他の皆さんの中に入った我々のキャラクターがどういう風な仕事ぶりといいますか、どういう居方をするのか非常に興味があります。
本当に傍から見ているとすごく面白くて、今回3巻なんかボトムのみんなが部屋で薬盛られたりしてるんですけど(笑)」
古川さん 「(笑)」
佐藤さん 「もし我々のキャラクターがああいう場にいたならどう行動するのかとても気になりますし、演じてみたいなと思います。
我々の恋人らしいデートも込みで、また演じられますように原作共々応援して下さい。よろしくお願いします!」
古川さん 「『恋するインテリジェンス』というところで、インテリジェンスみを感じるお芝居をしてくれと最初にディレクションされたんですけど、インテリジェンスみは…」
佐藤さん 「あったよ!」
スタッフ 「ありましたよ!」
古川さん 「僕自身は出せていたかどうか分からないんですが(笑)、皆さんに聞いて判断して頂いて。
(キャラクターが)今後も出てくるといいなと思っていますが、それまでに僕自身のインテリジェンスと、インテリジェンスを感じさせるお芝居を磨いていければいいなと思います。
このシリーズは僕達以外にもたくさん先輩方がいらっしゃいますし、もしこの先を演じることができるとしたらどんな絡み方をしていくのか、すごく楽しみです。これからも原作共々応援して頂ければ嬉しいです」
鳥海さん 「お久しぶりです。是非、楽しんで下さいませ」
森川さん 「恋するインテリジェンスシリーズを楽しんでいらっしゃるみなさん、お待たせしました。盛りだくさんな内容なので、存分に楽しんでください」


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